渡辺徹、石原裕次郎さんの粋な秘話明かす「ライバルだからな。負けねえぞ」

 俳優の渡辺徹(57)が11日、NHK総合の生番組「ごごナマ」に出演し、出世作「太陽にほえろ!」で共演した昭和の大スター、故石原裕次郎さんの粋な秘話を明かした。

 大ヒット刑事ドラマ「太陽にほえろ!」で、裕次郎さんは主人公の「ボス」、渡辺は新人刑事「ラガー」を演じた。

 出演が決まった際、プロデューサーに連れられて入院中の裕次郎さんにあいさつしに行ったところ、取り巻きに囲まれてベッドにいた裕次郎さんは、「よろしくお願いします」と緊張しつつあいさつした渡辺をいちべつすると「ああ」とだけ答え、取り巻きとの会話に戻ったという。

 困惑する渡辺だったが、裕次郎さんは「みんな出てってくれ。君(渡辺)は残れ」と人払いして2人きりに。

 「ベッドから立ち上がって両手で俺の手をギュッと握りしめてくれて『そうか。よろしく頼むな。今、俺ちょっと休んでて迷惑かけるけど、その分、渡辺君だっけ?頑張ってくれよ。でもいいか、現場に復帰したらライバルだからな。負けねえぞ』って言って、2人っきりでギュッと手を握ってくれて」と、渡辺を激励した。

 戦後最大のスーパースターの粋な計らいに、渡辺は「訳も分からず、ただ泣くばかり」だった。「後で分かるんですけど、ボスは照れ屋な方だから、みんながいるとそういうことができない。でもみんながいない前でやるから、パフォーマンスじゃない。わしづかみでした」と、裕次郎さんの人柄に魅了されたという。

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