ABCお笑いGP ファイヤーサンダーが優勝…吉本・松竹の牙城崩れる
芸歴10年以内の若手芸人によるお笑いレース「第39回ABCお笑いグランプリ」の決勝戦が8日、大阪市内で行われ、ファイヤーサンダー(ワタナベエンターテインメント所属)が優勝した。これまで吉本興業と松竹芸能所属の芸人が優勝を独占してきた牙城を、初めて崩した。
3グループに分かれて行われた決勝第1ラウンドでは、お笑いレース優勝経験がある、ゆりやんレトリィバァ(27)、濱田祐太郎(28)らが続々と敗退。
決勝最終ラウンドは、ファイヤーサンダーと、東京ホテイソン(グレープカンパニー)、蛙亭(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)の3組で争われた。ファイヤーサンダーは、とても民主的な独裁国家をネタにしたコントで制した。
同レースは過去にダウンタウン、ナインティナイン、中川家らを輩出。関西の若手芸人の登竜門として開催され、2012年から出場資格を全国に拡大した。
近年も吉本芸人の優勝が続いてきた。同グランプリで吉本芸人以外が優勝したのは2003年のチョップリン(松竹芸能)以来、15年ぶりとなった。