女優・寺島しのぶ（４５）の長男の寺嶋眞秀（まほろ）くん（５歳）が９日、同日オープンの東京・六本木トリコロールシアターの竣工（しゅんこう）式およびこけら落とし神事に参加した。

　昨年に続き、５月に歌舞伎座で行われた「團菊祭　五月大歌舞伎」に出演した眞秀くん。１カ月の公演を「楽しかった」と振り返りながらも、将来の夢を問われると「サッカー選手」と即答した。眞秀くんは日仏ハーフだけに寺島に「日本とフランスどっちの代表になりたい？」と問われると「フランス」と回答。寺島は「強いチームが好きなんですよね」と苦笑いしつつ、「日本もしっかり応援しようね」と呼びかけていた。

　寺島は、眞秀くんの将来について「これから考えていかないと。表現者だけじゃなくて、いろんな可能性がまだあるので…、歌舞伎だけに固執しちゃうと、ちょっと違うのかなと」と言及した。眞秀くんは、約４０分の神事もしっかりこなし、「できたけど、大変でした」とやや疲れた様子。とりわけ、玉串奉納が大変だったという。劇場オーナー・白樹栞氏とともに参加した会見では、同劇場と歌舞伎座のどっちが好きか問われ「歌舞伎座」と正直に答えてしまい、笑いを誘った。

　この日は白樹氏の誕生日を、花束とキスで祝福したという眞秀くん。寺島は「何かっていうと女性に花を贈ることが習慣になってるのかも。３歳ぐらいのときに、公園にみんなで行ったら、花をつんで、泣いてた子にあげてたって先生に聞いて、『なるほど、これがフランス人か…』と思いました」とエピソードを明かした。