カンヌVの是枝監督 たけしのオファーに「撮りたいけど簡単じゃない」

 第71回カンヌ国際映画祭で「万引き家族」(6月8日公開)が最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督(55)が31日、大阪市内で取材会を開いた。

 世界的な映画監督、俳優でもあるタレントのビートたけし(71)から、今秋発表予定の新作小説「フランス座」の映画化が実現した際には「是枝さんにやらせようかな。それで俺は、脚本料をいっぱいもらおう」とラブコールを送られたことには、喜びつつも困惑。

 「たけしさんを撮れるなら撮りたい気持ちはすごくありますけど、たけしさんの原作で、一緒にやるとなると…」と、すぐには決断がつかない様子だ。

 「すごく尊敬する役者ですし映画人なのでね。ずっとデビューから温かく応援していただいて、陰では優しく声をかけていただいてます。撮りたいなとは思う」と感謝し、興味を示しつつも「こんなこと言ってるとラブコールに応えてるみたいになっちゃいますけど、簡単じゃないですからね。やめてくださいね」と、にこやかにクギを刺していた。

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