ももクロ・百田夏菜子独占手記「ちょっとは成長したなって思ってくれたら」

 ステージ上で笑顔がはじけるももいろクローバーZの百田夏菜子
かわいらしいダンスで観客を魅了するももいろクローバーZ=東京ドーム(撮影・棚橋慶太)
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 女性4人組アイドルグループ・ももいろクローバーZが23日、結成10周年を記念し、東京ドームで自身初の単独コンサートの最終公演を開催。ど派手な“誕生祭”で節目を祝福したリーダーの百田夏菜子(23)は、デイリースポーツに独占手記を寄せた。

  ◇  ◇

 ステージに出た瞬間、ファンの方の顔が見えて、涙を流す方とか笑顔の方とか、いろんな表情が目に入りました。愛されているんだなっていうのを実感できて、この感謝の気持ちを伝えなきゃと強く思いました。

 路上時代からのモノノフさんも見つけて、うるるっと泣いてる。昔は路上ライブでビラ配りをして、ちょっとずつ大きくなってヤマダ電機ツアーをやらせてもらって、それでも、お客さんは20人くらい。ちょっとは成長したなって思ってくれてたらうれしいです。

 例えば「BLAST!」は、杏果が歌っていた出だしを私が担当するようになりました。5人や6人でやってきた時代の曲って、ずっとみんなの心に残っていると思うんですね。私たち的にも印象が強い。変に面影を消すとか、そういうことはしないです。歌ううちに曲もどんどん進化していくと思うから。

 10周年を迎えて、本番前にスタッフさんと握手したり、背中をたたいてもらったり、ハグしたときに、いろんな気持ちを感じる。ライブ前の円陣で、もう泣いてるスタッフさんもいて。ステージに立つのは私たちしかいないので、しっかりみんなの思いを伝えられるように頑張りました。

 リーダーになることは正直、本当に嫌でした。自分がリーダーっていうのが想像がつかなかった。6人の時代に、川上さん(マネジャーの川上アキラ氏)とあかりん(元メンバーの早見あかり)と3人で帰りの方向が一緒だったんです。

 私がリーダーになった日は、東京駅の八重洲口に車を止めて、2人に説得されて。そのときも「やだ」って言ったんです。「あかりんがリーダーの方がいい。どうやってリーダーをやったらいいか分からない」って。

 2人は「夏菜子がそのままでいてくれたらかまわない。それでいい」と言ってくれて…私はたかみなさん(高橋みなみ。AKB48の初代総監督)みたいな人がリーダーだと思っていたんです。自分はほど遠いなって。今でもやんなくていいならやりたくないと思っちゃうけど、その言葉にすごく助けられてますね。「そのままでいいんだ」って。

 ももクロは、どんどん面白くなると思います。これまでも、これからも、常に今が一番面白いと思うから。そう自信を持って言える。リーダーとして引っ張るとか性に合わないと思うんですけど、ももクロってチームがそうなるようにしていきたいと思っています。

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