朝丘雪路さんお嬢様伝説 自販機に向かい「朝丘です」…買い方分からず

 女優、歌手、舞踊家の朝丘雪路(あさおか・ゆきじ、本名・加藤雪会=かとう・ゆきえ)さんがアルツハイマー型認知症のため、4月27日に亡くなった。82歳。父親は日本画家の伊東深水。母親は料亭の女将だった。恵まれた環境で育ち、様々なお嬢様伝説でも知られる。

 今年3月に放送されたテレビ番組に父・津川雅彦(78)とともに出演した長女で女優の真由子(44)は、母と幼いころデパートに行った時の母と自動販売機との奇妙なやりとりについて明かしていた。

 現金やカードは持たず、何でも“つけ”で買っていたという母・朝丘さんについてのエピソード。真由子がデパートの屋上で「ジュースを飲みたい」と言ったところ、朝丘さんは、ていねいに自販機に向かって「朝丘です。あ・さ・お・か・です」とあいさつ。名を名乗れば商品が出てくると思い込んでいたようで、幼かった真由子は「ママ、お金入れないと買えないよ」と教えてあげたことを笑いながら明かしていた。

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