阪神・佐藤輝 1試合2発!森下と2者連発 球団8人目5度目の100安打&20本塁打 「全部、勝つつもりで」9連戦快勝発進

 「中日2-5阪神」(14日、バンテリンドーム)

 虎の4番のバットが止まらない。阪神の佐藤輝明内野手(27)は初回に3試合連発となる19号ソロを放つと、八回には20号3ランで2発4打点。新人から6年連続100安打は球団史上3人目、5度目の100安打&20本塁打は同8人目となった。チームは全5得点を本塁打で挙げ、3連勝を飾った。2位の巨人が敗れ、ゲーム差は今季最大の2に拡大。9連戦は最高の滑り出しとなった。

 弟分に負けじと右翼席へ、節目の20号をバックスクリーンへ。佐藤輝が名古屋の花火大会で豪快な2発を打ち上げた。「勝ちにつながったので良かったですね」。ここ3戦で4発。日本列島の気温上昇とともに、虎の4番のバットも温まってきた。

 初回2死。目の前で森下が先制ソロを放った直後だった。マラーのカットボールを粉砕し、右翼の中段席へ飛距離130・4メートルの特大弾。打った瞬間、手に残る感触の余韻を楽しむように、数秒バットを掲げたまま止まった。「いつも通りのスイングを心がけていった結果、本塁打になったので良かった」。森下とのアベック弾は今季6度目、2者連続アーチは今季初だった。

 さらに、1点差に詰め寄られ、是が非でも1点が欲しい八回1死一、二塁。今度はマラーの浮いたスライダーを逃さなかった。「前の打席、チャンスで打ち取られていたので、やり返せて良かった」。バックスクリーンへ3ラン。この一打がシーズン100安打目になり、新人から6年連続で達成。球団では吉田義男(8年)、近本光司(7年)に続く3人目だ。シーズン100安打&20号も通算5度目の達成で、球団では8人目となった。

 自身の快記録と足並みをそろえるように、後輩も大きな1勝を手にした。母校の仁川学院が3回戦で宝塚東を下し、2017年以来の夏2勝となった。そんな快挙を伝え聞くと「良かったです」と笑顔。「自分たちの野球をやってほしいと思うし、頑張ってほしいですね」とエールを送った。

 森下が自己最多タイの23号を打つ中で、20本塁打と3差に縮めた。激しいキング争いにも「2人でね、どんどん打っていきたい」とバチバチした様子はない。それもそのはず、13日には名古屋で今年初の野手会を開催。結束が強まったことを証明するように、4試合ぶりの2桁安打と猛虎打線はつながった。

 2位の巨人が敗れて首位キープし、今季最大の2ゲーム差に拡大。4カードぶりの初戦白星発進となった。9連戦の初戦を取ったことにも大きな意味がある。「全部、勝つつもりでやっていく」。中日戦のチーム19本塁打はカード別最多。バンテリンは今季5勝2敗と得意の地・尾張で連勝街道を切り開く。

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