NHK「Rの法則」番組打ち切りで賠償請求検討 個人か事務所かは「精査」
NHKは10日、都内で定例会見を開き、強制わいせつ容疑で書類送検され、起訴猶予処分となった元TOKIOの山口達也氏(46)が司会を務めたEテレ「Rの法則」の打ち切りに伴い、損害賠償請求を検討していることを明らかにした。請求対象がジャニーズ事務所になるのか、山口氏個人になるのかなどは精査する。また、山口氏が出演したドラマのDVD「Rの法則スペシャル 大江戸ロボコン」が販売休止になるなど、事件の影響は甚大だ。
2011年3月に山口氏の司会でスタートした教養バラエティー「Rの法則」は、事件を受け、今月7日に打ち切りが発表された。被害者の女子高生は同番組の出演者とみられる。
同局の上田良一会長(68)は会見で「司会者がこのようなことになり、大変遺憾。総合的に検討して続けるのは困難と判断した。ご理解いただきたい」と述べた。
4月改編から1カ月での打ち切りで後番組のメドは立っていない。編成局・計画管理部の山内昌彦部長は、損害賠償請求の可能性について「NHKの番組は受信料に(よって)成り立っていますので、そういったことも含めて対応を検討している」とコメント。事務所に対して請求を行うのか、山口氏個人なのか、金額も含めて「精査する必要がある」と明言しなかった。
NHKは昨年6月、俳優・小出恵介(34)の不祥事で、ドラマ「神様からひと言~なにわお客様相談室物語~」の放送を中止(お蔵入り)し、所属事務所に損害賠償を請求した例がある。
打ち切り理由について、山内部長は「番組のブランドイメージが傷つく」と説明。「被害者うんぬんということとは別なんですが」と断った上で、「未成年が出演されており、精神的なケアを考えると、終了せざるを得なかった」と事件がほかの出演者に与えた影響も理由とした。
なお、同番組スタッフが出演者に山口氏と連絡先を交換するよう指示していたと週刊誌で報じられたことに対しては、「そのような事実はない」と説明。山口氏の酒癖や女性の接し方で以前に問題があったのか?という問いには、「(番組を)外れていただくような情報が寄せられたとは認識していない」と問題がなかったとした。
