関ジャニ渋谷 退所の引き金は…ソロ活動で歌う喜び再確認したこと

 ジャニーズ事務所の7人組・関ジャニ∞の渋谷すばる(36)が7月14日でグループを脱退し、12月31日付で事務所を退所することが15日、発表された。

 この日、渋谷がメンバーと共に都内で会見を行い、音楽留学の意向を明かした。7月15日開幕の5大ドームツアーには参加せず、関ジャニ∞は6人体制となる。06年の内博貴(31)に続く2人目の脱退とあって、横山裕(36)が涙するなど、メンバーは複雑な心中を吐露した。

 退所の引き金は皮肉にも、関ジャニ∞に経験を持ち帰ると口にしていた15年から16年のソロ活動だった。

 15年2月にオランダの映画祭会場でライブを行い、歌声一つで観客を総立ちにした。16年3月、ジャニーズ初の両国国技館ライブとなったソロツアーでは、「道端でボロボロになろうが歌います。死ぬまで音楽続けていきます」と歌う喜びを再確認。留学を決意するきっかけの一つになった。

 信念を曲げない性格でもあった。15年2月に生放送での“無愛想”な態度を謝罪する直筆反省文を配布した同日夜のソロライブで、「アイドルは夢を売ると誰が言ったか知らないけど、1人くらいリアルを伝えるアイドルがいてもいいじゃないか」。“自分らしさ”は失わないと言わんばかりにシャウトした。

 今回は15周年を目前に控えた中での決断に、「何でそういう気持ちになるのか?」とメンバーから疑問の声が上がり、事務所残留での海外留学も打診されたが「帰ってこられるとなると甘えが出る」とポリシーを貫いた。

 ロックバンド「THE BLUE HEARTS」に影響を受けた渋谷の新たな音楽と共に、関ジャニ∞の今後を見守りたい。

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