藤井六段 中学修了後初の対局 勝てば王座戦挑戦者決定トーナメント入り

 最年少棋士の藤井聡太六段(15)が22日、大阪市の関西将棋会館で糸谷哲郎八段(29)との王座戦二次予選での対局を開始した。20日に中学校を修了してから初の対局となる。

 先手となった藤井六段は、いつも通り、お茶を飲んでから飛車先の歩を突いた。糸谷八段は角道を開けた。

 この対局の勝者は、16人で争う挑戦者決定トーナメントへ進出する。トーナメントを制すれば、今年9~10月に行われる中村太地王座(29)へ挑戦することになり、タイトル獲得となれば、屋敷伸之九段(46)の18歳6カ月を上回る最年少でのタイトル獲得となる。

 藤井六段の今年度の成績は60勝11敗。「勝率」などの記録主要部門で、史上3人目となる年度4冠を達成した。現在、昨年樹立した29連勝に次いで、自身最長となる15連勝を続けている。

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