RADWIMPS・野田洋次郎 巨匠の言葉に「光栄」

舞台あいさつをおこなった(右から)チェン・カイコー監督、松坂慶子、阿部寛、染谷将太、RADWIMPSの野田洋次郎、桑原彰、武田祐介=TOHOシネマズ六本木(撮影・三好信也)
サプライズゲストで登場したRADWIMPSの野田洋次郎は染谷将太に花束を贈る=TOHOシネマズ六本木(撮影・三好信也)
舞台あいさつをおこなった(右から)チェン・カイコー監督、松坂慶子、阿部寛、染谷将太、RADWIMPSの野田洋次郎、桑原彰、武田祐介=TOHOシネマズ六本木(撮影・三好信也)
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 ロックバンド・RADWIMPSが24日、都内で行われた日中合作映画「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」の公開初日舞台あいさつにサプライズ登場し、中国の巨匠チェン・カイコー監督(65)に感謝した。

 中国・唐の時代を舞台に、絶世の美女として知られる楊貴妃の死を巡る謎を描いた大作。ボーカル・野田洋次郎(32)は、打ち合わせでカイコー監督から「RADWIMPSの音楽が必要だ」と語りかけられたことを告白した。カンヌ国際映画祭でパルム・ドールの受賞経験もある名監督の熱い情熱に「光栄でした」と感謝した。

 日本のロックバンドとはあまり接点がなさそうな、中国を代表する映画監督との仕事だったが、同じクリエイターとして共感することもあったという。「監督は“わたしは年老いているから…”とおっしゃっていたけど、この作品をあきらめずに作り上げたのはすごいエネルギー。ものを作る人間として尊敬しました」と最敬礼だった。「テーマは愛と許し」というカイコー監督の言葉を受けて手がけた主題歌「Mountain Top」は、21日にニューシングルとして発売された。

 また、この日の舞台あいさつでは、主人公・空海を演じた染谷将太(25)、阿倍仲麻呂役の阿部寛(53)、白玲役の松坂慶子(65)も登壇。6年の歳月を掛けて中国・襄陽市に作られた唐の都・長安の巨大セットで撮影に臨んだ染谷は「一生忘れられない現場でした。撮影の5カ月間は夢の中にいたような気持ちでした」と撮影を振り返った。

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