１０日に脳梗塞のため７９歳で亡くなった、俳優の川地民夫（かわち・たみお＝本名河地猛＝かわち・たけし）さんの通夜が１５日、神奈川・逗子市内でしめやかに営まれた。

　喪主を務めた妻の河地レスリーさんは、「とても気丈な人でした」と絞り出すような声で話すと「今はちょっと…、まだ受け止めきれなくて」と涙。遺影には、０６年に発売した歌手デビュー曲「東京港」のジャケット撮影時の写真を使用した。ひつぎの中には特別なものは何も入れていないという。この日は、川地さんと同期デビューで、歌手で俳優の小林旭（７９）とともに「三悪トリオ」として活躍した元俳優の沢本忠雄さん（８２）や、女優・和泉雅子（７０）、俳優・小倉一郎（６６）ら約３００人が参列した。