欽ちゃん、野村夫妻を“芸人”に例えて追悼「すてきなコンビ」 沙知代さんお別れの会
ヤクルト、阪神、楽天などで監督を務めた野村克也氏(82)の妻で、昨年12月8日に亡くなったタレントの野村沙知代さん(享年85)のお別れの会が25日、都内のホテルで開かれ、親交のあったタレントの萩本欽一(76)は、野村夫妻を“芸人”に例え、追悼した。
会場には、テレビ出演時の沙知代さんの映像が流れていた。番組で共演し、ともに笑いを生み出す仲だった野村夫妻について「(沙知代さんは)いいツッコミをなさる方だな、と思ってました。監督がにっこり笑った、いいボケをする。すてきなコンビだなと思ってました」と回顧した。ぼやき節で知られる克也氏を絡め「監督のぼやきを、ずっと聞いててくれたんですね。ぼやきを聞いてくれる方がいなくなった。心配していると思いますが、これから僕たち、いつでもぼやきを聞きにまいります」と、悲しみをユーモアで包んだ。
会場内には09年に沙知代さんが作詞し、克也氏が歌った「女房よ」が流されていたが、萩本は「『女房よ』が聞こえていますか。(歌詞の中で)『お前は世界一』と言っていますよ」と沙知代さんに呼びかけた。
お別れの会には、ソフトバンク・王貞治球団会長、歌手の和田アキ子、ヤクルト・小川淳司監督、西武・辻発彦監督、真中満ヤクルト前監督、ヤクルト・宮本慎也ヘッドコーチ、古田敦也氏、BCリーグ、富山・伊藤智仁監督、楽天・池山隆寛2軍監督、楽天・嶋基宏捕手、西武・橋上作戦コーチら1000人が出席した。