ザ・ぼんち 大ブレークでもTV出演料は1本5400円…ツービートは「ケタ違い」
ベテラン漫才コンビ「ザ・ぼんち」のぼんちおさむ(65)と里見まさと(65)が6日放送のカンテレ「おかべろ」に出演し、1980年代の漫才ブームで大ブレークしたものの、テレビの出演料は1本5400円だったことを打ち明けた。
ぼんちは80年、漫才ブームの火付け役となった伝説のテレビ番組「THE MANZAI」の第1回に出演。「ホントに8分間あのゴールデンタイムで、あの8分の漫才で明くる日から人生、本当に変わりました」(まさと)という大ブレークを果たした。
とはいえ、ギャラは人気に追いつかず。テレビの出演料は「大阪の番組が6000円の手取り5400円」(まさと)で、大ヒット曲「恋のぼんちシート」で出演したTBS系の超人気歌番組「ザ・ベストテン」でも「4千ナンボやったかな」(おさむ)「1万円なかった」(まさと)という薄謝だったという。まさとは「5400円の大阪の録りの番組のんが125本」と、薄利多売状態だったことを振り返った。
同時期に大ブレークした他事務所のB&Bやツービートのギャラは「俺らとケタが違った」(おさむ)「月ホンマに、ツービートさんとB&Bさんは3000万(円)ぐらい稼いでたからね」(まさと)といい、ぼんちは「最高で860万(円)」と、3分の1以下だったという。
81年に日本武道館でコンサートを行うなど頂点を極めたぼんちだが、漫才ブームは3年で終焉(しゅうえん)。ぼんちは86年に解散。まさとは女性の相方と組み、おさむは俳優として活動していたが、所属する吉本興業から提案されて2003年に再結成。現在に至っている。