１３年ぶりのリーグ優勝、そして３３年ぶりの日本一を目指す阪神タイガースを応援するため、新春から力強い勝利の女神が降臨です！芸能界屈指の虎党であり、日本を代表するアイドルのＮＭＢ４８・山本彩（２４）が、デイリースポーツだけにＶ奪回の“初夢スタメン”を公開。さらに選手への提言や驚きのＶ公約まで、虎への思いを語り尽くしました。

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　デイリースポーツの読者のみなさま、あけましておめでとうございます。ＮＭＢ４８のキャプテンを務めています、山本彩です。２０１７年は、すごく応援していて楽しい１年でしたし、選手や球団としても、実戦で力をつけた若い選手が多くて、収穫が多い１年だったんじゃないかと感じています。

　デイリースポーツの読者のみなさま、あけましておめでとうございます。ＮＭＢ４８のキャプテンを務めています、山本彩です。２０１７年は、すごく応援していて楽しい１年でしたし、選手や球団としても、実戦で力をつけた若い選手が多くて、収穫が多い１年だったんじゃないかと感じています。

　◆初夢スタメン　　　　　　　　　　

　難しいな～。でもとりあえず、４番はもう決まってますよね。新外国人のファースト、ロサリオ選手！！もちろん、まだ見たことはないんですけど、実績や年俸から、ひしひしと期待を感じます。阪神のホームラン王って、（８６年の）バース選手が最後のはず。私が生まれるだいぶ前の話なので、ぜひ今年はロサリオ選手で、阪神選手のホームラン王というのを見てみたいです。

　切り込み隊長の１番は、ライト・糸井さんでしょう。去年１年、チームとしてはすごく糸井さんに刺激されてたと思いますし、ケガなどもあった中で移籍１年目の結果としてはすごいと思うんです。でもご本人は「２点」っておっしゃっていたので…。じゃあ今年はもっと、どれだけやってくれるのか、という期待が高まります。

　同じくレギュラー確定のベテラン選手として、５番・レフトの福留さん。本当に頼もしいチームリーダーだと思います。私もグループでキャプテンをしていて、自分のことも大事ですけど、他のチームメートが悩んでいる時の方が、胸が痛い感じがするんです。実際に去年、ベンチでうちひしがれている藤浪選手に声を掛ける福留さんを見て、すごく感じる部分がありました。私もキャプテンとして、見習いたいところがたくさんありますね。

　　あと、６番・サードの鳥谷さんも不動でしょう。昨シーズンはチームのＭＶＰと言っても過言ではなかったと思います。ポジションがサードに変わって、それでもゴールデングラブ賞を獲得され、２０００安打も達成されましたし…。５月に鼻を骨折された時は心配しましたが、あのマスクで出てこられた時は胸が熱くなりましたね。

　その他のポジションは、本当に若手を中心とした激戦区ばかりだと思います。その中で、９番・投手は、期待も込めて藤浪さんですね。昨シーズンは本当に苦しまれたと思いますが、オフにはまた調子を取り戻してきたと思うし、藤浪さんが立ち直るだけで、球団としてもだいぶ変わってくると思います。

　重圧がすごくてつらい時って、誰にでもあると思うんです。そういう時、私の場合は、自分に自信を持つことが一番大事だと感じています。やっぱり、自信がない時が一番結果も残せなかったと思うので…。一つ一つの成功が自信に変わって、次に挑戦する勇気になりました。

　８番・捕手は…、ここも難しい。梅野選手の盗塁阻止率はすごかったし、原口選手の打撃ももったいないという気持ちもありますし、悩ましいんですけど、私のお父さんがずっと梅野選手を推してるんで、梅野選手ですかね（笑）。

　７番は、セカンドに転向されるかもという大山選手に期待します。一昨年のドラフト（１位指名）の時にも、いろいろなことを言われていましたが、実は私は、最初からすごく期待していたので、後半になって「ほら～！」っていう気持ちでした（笑）。バッティングは、見ているとワクワクするものがありますよね。ここでレギュラーを取って、将来のクリーンアップとして成長して欲しいです。

　２番・ショート、ここが一番の激戦区だと思います。たくさん候補がいらっしゃるんですけど、私が一番期待しているのが、糸原さんです。去年はいい感じの時期にケガをしてしまって残念でしたが、勝負強いバッティングは本当に魅力的ですよね。

　最後に３番・センター。ここはやはり、昨年急成長した期待のスラッガー・中谷選手です。元々、体形もしっかりしててスラッガータイプだと思ってたんですけど、メキメキと力をつけてきて、４番も打つようになって。生え抜きの和製大砲というのは、阪神が一番欲しかったタイプだと思うので、ロサリオ選手と本塁打王争いをしているところが見たいです。

　いやいや、私はただのファンですし、何かを言えるような立場ではないんですが…、思うのは、もっと選手が“ヤンチャ”になってもいいんじゃないかなと。何となく、阪神の選手っておとなしい方が多くて、ファンの方の方がヤンチャな感じがして（笑）。

　ただ、毎年のようにいいところまでいって、あと一歩優勝に届かないというのは、そういうはじけた部分が足りないのかな？と感じるんです。私たちも、グループの中で人より目立とう、前に出よう、結果を出そうと思うと、やっぱりヤンチャというか、どこか吹っ切ったものが必要にもなってきます。周りから見ても、やってくれそうだという期待感、ワクワク感が生まれると思いますし…。

　あとは月並みですけど、先発陣の整備。藤浪選手が復活して、ドラフト１位の馬場選手が働いてくれれば、十分戦える陣容だと思います。加えて、やっぱりケガをしないこと。全員が金本さんみたいにはなれないと思いますが（笑）、少々のケガにも負けない強靱（じん）な体作りというのは大事なんでしょうね。

　私が今までで一番印象に残っているのが、金本さんが、左手首を骨折して、右手だけでヒットを打った時なんです。当時は、プロ野球選手はケガがつきものというイメージで、そんなこともあるのかという感じだったんですけど、今考えてみると、ありえへんよなと。今になってそのすごさを感じますね。

　何がいいですかね…。今まで甲子園で売り子さんをするとか、ＴＯＲＡＣＯで着ぐるみを作ってもらってそこに入るとか言ってきたんですけど、思い切って『六甲おろし』に次ぐ新曲を作らせていただきたいですね。ファンの皆さんからしたら「勝手に作れや」って感じかもしれませんが（笑）、私はシンガー・ソングライターとして一昨年にソロデビューして、作詞作曲もやっているので、ぜひ優勝していただいて、新たな阪神の応援歌を作らせていただけたら最高です。

　あと、私事になるんですが、去年はソロとして、ツアーで全国のホールを回らせていただきました。今年はさらに規模を広げられたらいいなと思うので、難しいかもしれませんが、アリーナツアーもやってみたいですね。ＮＭＢとしては、海外を含めてライブが多くできて、いろんなところで今のＮＭＢを見てもらえたかなと思うので、今年は阪神と同じように、若手を中心としたチームを作っていきたいなと思っています。