「虹色fanふぁーれ」元メンバー4人 事務所を提訴 賃金なし移籍も厳禁?

 インターネットのライブ配信で人気を集めたアイドルグループ「虹色fanふぁーれ」の元メンバーの女性4人が14日、所属する芸能事務所「デートピア」(東京)が賃金を一切払わず、別の事務所への移籍も認めないのは不当だとして、契約の解除と計約410万円の支払いを求めて東京地裁に提訴した。元メンバーが代理人弁護士と記者会見して明らかにした。

 訴えによると4人は10~20代で2015年にデビューした。コンサートに月平均8回ほど出演し、CDも出している。月額の賃金は3万8千円の契約だったが、事務所は「ボーカルレッスン費用」などとして全額を天引き。事務所を辞めたいと伝えても、マネジャーが契約内容を理由に「契約から7年は辞められず、解除しても2年間は芸能活動ができない」と主張したという。

 代理人弁護士によると、4人は今年9月、グループを卒業。移籍して芸能活動の継続を望んでいる。元メンバーは「ステージに立ちたい気持ちで活動している。辞めてからも自由が拘束されるのは残念だ」と話した。

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