ヘイセイ山田 「鋼の錬金術師」世界190カ国公開「どの国でも大丈夫」

 「第30回東京国際映画祭」(11月3日まで、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズなど)のオープニングセレモニーが25日、東京・六本木で行われた。オープニング作品のHey!Say!JUMP・山田涼介(24)主演の「鋼の錬金術師」(12月1日公開)が世界190カ国で公開されることが発表された。レッドカーペットには山田、「銀幕のミューズたち」として主演作品が特集上映される安藤サクラ(31)、蒼井優(32)、満島ひかり(31)、宮崎あおい(31)らが登場し、華やかに彩った。

 映画祭初参戦の山田は、オープニング上映を飾った「ハガレン」の世界公開を報告した。

 昨年6月のイタリアロケを経て完成した作品は、全米やヨーロッパを含む大規模公開に発展。初レッドカーペットで400人の歓声を浴びた山田は「本当にびっくり。作っている当時に、まさかこうなるとは思っていなかった」と目を丸くした。

 金髪で小柄な錬金術師・エドを全力で演じ、海外でも受け入れられる手応えはある。原作は全世界シリーズ累計7000万部超を記録した荒川弘氏の大ヒット漫画。欧米でもアニメ化され、世界中にファンがいるが、「いけるっていう風に思っています。原作が世界に知れ渡っているのが大きい。日本のソウルが感じられる。どこの国でも大丈夫」と自信を見せた。

 小柄なことをいじられるエドへの思い入れは強い。原作のファンだった身長165センチの山田は「親に感謝ですよね。小柄でよかった」と笑いながら、「この作品、チームでいろんな映画祭に行けたら幸せ」と海外映画祭も夢見る。原作のエピソードはまだ残っているだけに、「また、あのマントを着て、アクションして、みんなと楽しく厳しい撮影を乗り越えたいなと言う思いは強い」と続編への思いも口にした。

 曽利文彦監督(53)も「山田涼介が主演にいる。十分、世界で戦える」と太鼓判。自信作をひっさげた山田が世界をアッと言わせる。

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