希望・小池代表 パリで敗戦の弁 「排除発言」で失速

 第48回衆院選の投票が22日、全国の投票所で行われた。4年9カ月にわたる安倍政権の信を問う今回の選挙。自民党は単独で過半数を上回り、自公で絶対安定多数を確保。改憲勢力も衆院の3分の2になった。立憲民主党は躍進したが、希望の党の支持は伸び悩んだ。

 小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党は、小池氏の国会議員時代の地盤を継いだ若狭勝氏が東京10区で落選するなど、厳しい結果となった。

 結党当初は選挙の台風の目になると見られていたが、民進議員との合流、小池代表の「排除」発言から逆風が吹いていた。

 小池代表は21日夜からフランス・パリに出張しており不在。

 樽床伸二代表代行は都内の開票センターで、「われわれはまだ中小企業のようなもので、大きな風を受け止めきれなかった」と経験不足を敗戦理由に挙げた。

 小池氏はパリで取材に応じ、「わたしの言動等で不快な思いをいだかせてしまった」と「排除」と言う言葉が厳しく捉えられたことを反省。「本当に残念な結果になってしまった」と厳しい表情で語った。

 会場では花を付けた当選者の名前が背後のボードに掲げられても、大きな拍手などが起きることはなく、終始盛り上がりのないさみしい雰囲気だった。

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