「けもフレ」監督降板騒動、KADOKAWA専務が協議開始表明

 人気アニメ「けものフレンズ」のたつき監督がツイッターで降板を表明したことを受け、製作委員会に出資するKADOKAWAの井上伸一郎専務が3日、ツイッターで騒動について初めて言及した。たつき監督が所属する制作会社のヤオヨロズと、「『監督降板』の経緯、版権使用について」認識の相違があったとし、ヤオヨロズ側と相談を始めたと報告した。

 テレビ東京で1月期に放送され人気を博した同作品。功労者の1人がたつき監督だった。第2期の制作も表明される中、9月25日にたつき監督がツイッターで「突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました」と表明。同じツイート内に「ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです」とあったことから、制作委員会に名を連ねるKADOKAWAへの批判がファンを中心に高まっていった。

 井上専務は「けものフレンズ」の件につきまして、KADOKAWAは製作委員会の一出資企業にすぎないことから今まで発言を控えていました。私としても「けものフレンズ」におけるたつき監督の功績は大いに認めております」と、騒動勃発から沈黙を守った理由と、たつき監督への称賛を併せて掲載。「事態を正確に把握してなかったのは不徳のいたすところです」と謝罪した。

 ヤオヨロズ側と先週に2度、ミーティングを行い、制作委員会とヤオヨロズの間に、監督降板の経緯についてと、版権使用についても認識に相違があることが確認できたとした。「監督のツイッターでのご発言の真意にはそういったことが積み重なったことが原因であるということが分かりました」とたつき監督の辞任ツイートにいたった理由も明かし、事態収拾へヤオヨロズ側と協議に入ったと説明した。

 ヤオヨロズの福原慶匡氏もツイッターで説明。「ファンの皆様にお伝えする事が遅くなりまして大変申し訳ございませんでした。影響の大きさを鑑みて発表の方法に関して協議しておりました。発表を受けて川上社長、井上専務が迅速にヒアリングして下さり今回の発表に至った事を感謝しています。この度は皆様にご心配をお掛けしてしまいました。これから話し合いを始めますので何卒よろしくお願いします」とファンに理解を求めた。

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