東京都の小池百合子知事は２５日、都庁で記者会見し、上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃん（雌）の名前が「シャンシャン（香香）」に決まったと正式に発表した。小池氏は「とても呼びやすく、かわいらしい名前。今後もかわいがってほしい」と述べた。母シンシン（１２歳）とそろってのお目見えは１２月となる見込み。

　同園は「香」という漢字について「かわいらしいイメージで選んだ。中国側も呼びやすい名前だと言ってくれた」と説明。中国語で「人気者」という意味があったのも後押ししたという。名前には過去最多の３２万件超の応募があった。シャンシャンは５１６１件で全体の８番目だったが、商品名や人名、過去のパンダの名前を除き絞られた候補８点の中で最多だった。

　選考委員で、日本パンダ保護協会名誉会長でもある黒柳徹子（８４）は、「今までのパンダの赤ちゃんの名前にはない、新鮮な感じ。とっても気に入りました」と大喜び。「これからも元気にみんなから愛されるように育ってほしいです。早く会いたいなぁ～」とコメントした。