指原プロデュースアイドルは「恋愛OK、結婚NG」

 HKT48の指原莉乃(24)がプロデュースしたアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」が5日、都内で、6日発売のメジャーデビューシングル「=LOVE」の発売記念イベントを行った。イベント前には、指原も出席して会見を実施。指原はルールとして「恋愛OK、結婚NG」を打ち出した。また、厳しい合宿や減量を科すなど、“スパルタ体制”も明らかにした。

 極めて異例な存在である、現役アイドルがプロデュースするアイドルのメジャーデビュー。コンセプトとして「あえて『普通』を選びました。AKBグループは、普通のアイドルがしないことに挑戦し、乃木坂は清楚系、欅坂はアーティスト系の楽曲が多い中で、逆に普通のグループがいないんじゃないかと」と語った。だがその活動方針は、自らの経験を十分に踏まえた異例の“指原クオリティー”に仕上がっていた。

 グループのルールを問われると、指原は「恋愛が表に出てしまった段階で、アイドルとして生きていくのは難しくなる。それに耐えられる忍耐力と根性があるんだったら、勝手にして下さい」と発言。自身も過去に一般男性との恋愛が発覚しているだけに、恋愛を容認する姿勢を示した。

 だが、結婚については「今までは別にいいんじゃないかと思ってたんですけど、思った以上に炎上してたんで、やめましょう。前例ができちゃったんで」とニヤリ。6月に行われたAKBグループの選抜総選挙開票イベントで、元NMB48・須藤凜々花(20)が突然の結婚宣言を行い、大騒動になったことを踏まえ、NGと決めた。

 また、メンバーに対して体型管理を徹底し、太ったメンバーには直接注意することも宣言。センターを務める高松瞳(16)は、指原の教育の成果で、10キロの減量に成功したという。その他にも、7月中旬には約1週間の合宿を指示。指原の「過酷に」というオーダーの下、1日約12時間のダンスレッスンが科され、高松は「体力もメンタルも限界でした」と振り返った。

 さらに、思わぬスキャンダルに発展しかねないSNSの使用法についても「一生スクロールしても終わらないんじゃないかというぐらい、尋常じゃなく長い注意をLINEで送りました」と説明。「今までと芸能界のルールとは違うんで、気をつけてほしいなと」釘を刺すなど、心身両面でのスパルタ教育を見せつけた。

 それでも、「私の力だけでは秋元康は超えられないので、みんなが秋元康をつぶす勢いで頑張ってほしい。私はそんなこと言えないから…」とエールを送り、将来については「私が先輩たちに東京ドームに連れてってもらったように、いつかは東京ドームに立ってほしいなと思います」と親心も。また、すでにAKBグループからファンが流れている現状も明かし、「想定外でしたね…」と冗談めかしつつ危機感も示した。

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