タレントの松居直美が２１日、ブログを更新し、不登校だった長男の夏休み後半の様子を振り返り、同じような悩みを抱える人たちへ「どうか、ご無理をなさらずいて下さい」と呼びかけた。

　松居は、長男が小学校４年から不登校になった経験から「不登校の時の長い休みの後、夏休みの後半や、連休の後半は、直樹はとても苛立っていました」と当時の長男の様子を振り返った。

　「学校が始まるという気持ちから、学校に行かなきゃ　でも行けないという葛藤がもの凄くあったのだと思います」と長男の心情を代弁。だが、松居もそう理解できるのに時間がかかったという。「夏休みでずっと遊んでいるのに、どうしてイライラするの？」と思っていたという。

　また松居は、同じく不登校を経験した子から聞いた話を披露。当時は毎日ゲームをしていたといい、松居は「親に叱られなかった？」と質問したが、「その子は、叱られましたが、あの時、僕からゲームを取り上げられたら僕には何もなかった」と答えたという。松居は「それを聞いて涙が止まりませんでした」と振り返った。

　１日中ゲームをしていることは、決していいことではないが「でも、そういった側面もあるんだ、という事に気がついて愕然としたのは確かです。そして子供自身も気付いているんだな、と思いました」とつづった。

　夏休みも残り少なくなってきており、かつての松居の長男のように、イライラを募らせている子供もいるかもしれない。そんな子供を見守る家族へ、「受け止めてしまうお母さんも、ご家族も疲れてしまう事もあると思います。どうか、ご無理をなさらずいてください」と呼びかけた。

　松居の長男は小学校４年から不登校に。２月２８日のブログでは「小学校の卒業式は、直樹１人で校長室で卒業証書をもらいました」などとつづっている。そんな長男も２０歳となった今年４月から演劇を勉強する専門学校に入学している。