松本幸四郎、ジャニーズWEST桐山に金言「普段は死んでいて良い」
2018年1月に二代目松本白鸚を襲名する歌舞伎俳優の松本幸四郎が75歳の誕生日を迎えた19日、都内で行われた主演舞台「アマデウス」(9月24日~10月9日、東京・サンシャイン劇場)の製作発表にジャニーズWESTの桐山照史(27)、女優・大和田美帆(33)と共に出席した。
共演者2人から花束とケーキでサプライズ祝福された幸四郎は、「57歳になりました」と数字を反対にする冗談を交えながら、「素敵な俳優・女優さんと一緒に最後の幸四郎の誕生日を祝っていただいた。ありがとうございます。ジャニーズWESTのメンバーになった気分」とご満悦。
幸四郎として挑む最後のストレートプレイとなるだけに、「来年からは名前が変わります。1歳となり、一からお芝居を」と気持ちも新た。白鸚としての「アマデウス」は見られるかとの問いには、「大変、気のお早いお話で。ただ、そのように声をかけていだだくのは、生きがいです」と白鸚での“初演”に期待を膨らませた。
舞台は九代目松本幸四郎を襲名した翌年の82年に初演。35年間再演を重ね、今回の公演中に通算450回に到達する。
宮廷楽長サリエーリ役に演出も手がける幸四郎は、モーツァルト役の桐山とその妻コンスタンツェ役の大和田に「普段は面白いけど舞台に立つとつまらなそうな俳優さんがいらっしゃる。逆じゃないかと。普段は死んでいて良いんです」と助言した。
ジャニーズで初めて幸四郎と舞台共演する桐山は「本読みで幸四郎さんを前に100回かんだ」と苦笑いしながらも、「『モーツァルトの目をしている』と言っていただいた。プライベートは死にます。舞台の上で輝きます」と誓っていた。