野外ライブ落雷で女性死亡、遺族の上告棄却で敗訴確定

 2012年に開かれた野外ライブに来た北九州市の会社員岩永牧子さん=当時(22)=が落雷事故で死亡したのは主催者側が安全対策を怠ったためとして、両親が「エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ」などイベント運営会社2社に計約8000万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は両親の上告を退ける決定をした。19日付。両親敗訴の二審判決が確定した。

 確定判決などによると、岩永さんは12年8月、大阪・長居公園の陸上競技場でEXILEらのライブを鑑賞予定だったが、開演前に落雷に遭って亡くなった。一審大阪地裁判決は「主催者側が事故の発生を具体的に予見できたとまでは認められない」として両親の請求を棄却。二審大阪高裁も支持した。

 エイベックスは「今後も当社の実施するイベントにおいては、引き続き安全管理に努めてまいります。また、あらためてご遺族の皆さまにはお悔やみ申し上げます」とコメントを発表した。

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