27時間テレビの脱お笑い 理由は「マンネリ、ネタ行き詰まり」新取締役が明かす

 フジテレビの定例社長会見が7日、東京・台場の同局で開かれ、亀山千広前社長に代わり、6月28日に新社長に就任した宮内正喜氏が初の定例会見を行った。同局が年1回、夏に放送している「27時間テレビ」が今年は9月放送に、テーマもお笑いメーンから日本の歴史に変更して放送することについて、担当の石原隆新取締役が説明。これまでのテーマに「マンネリ化、ネタとして行き詰まっているのではないか」という意見があったことが一因だとした。

 日本テレビの「24時間テレビ」に対するパロディー的要素を含み、1987年に「FNSテレビ夢列島」として24時間以上放送する生バラエティーをスタートさせた。以来、放送時間やテーマに若干の変遷はあるものの、基本的にはお笑いを軸に放送してきたが、今年のテーマは「日本の歴史」と大きくモデルチェンジ。総合司会こそ、ビートたけしが務めるが、学びの要素が強まった。

 この点について石原取締役は「去年までの放送を見まして、ちょっとマンネリ化といいますか、ネタとして行き詰まっているのではないかという議論が社内でございました」と明かした。ただ、27時間という放送時間は維持すべきという結論になり、ボリューム面も考慮し、ふさわしい題材に「歴史」が上がった。

 その上で、「フジテレビ流に小難しくなく、27時間をつかって日本の歴史を見ることに価値があるのではないかとなりました。思い切ってテーマをシフトし、真夏というより秋に近い、学問の秋といいますか、じっくり見られる季節にした方がいいのではないかということで、そうなりました」とフジテレビらしく、面白おかしい要素は残すとした。また、近年の27時間テレビで恒例となっている深夜のトークパート、明石家さんまと中居正広による「さんま・中居の今夜も眠れない」の放送については「結論が出ていません」とした。

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