自民大西議員 謝罪も「(がん患者は)働かなくていい」発言撤回せず
自民党の大西英男衆院議員(東京16区)は22日、受動喫煙の防止策を非公開で議論した15日の党厚生労働部会で、たばこの煙に苦しむがん患者に関し「(がん患者は)働かなくていい」との趣旨のやじをしたとされる問題で謝罪した。党本部で記者団に「がん患者や元患者の気持ちを傷つけ、混乱させたことを深くおわび申し上げる」と述べた。ただ傷つける意図はなかったとして発言は撤回しない考えを示した。
同党の下村博文幹事長代行は大西氏と党本部で会い、厳重注意した。
大西氏は15年に「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなることが一番だ」と発言し党から厳重注意処分を受けた。昨年3月にも「みこさんのくせになんだ」と発言し、謝罪している。