舘ひろし 神田正輝のいたずら不発を暴露 40年の付き合い、丁々発止のやり取り

 会見で笑顔を見せる神田正輝(右)と舘ひろし=東京・NHK放送センター
会見で握手を交わす舘ひろし(左)と神田正輝=東京・NHK放送センター(撮影・開出牧)
会見であいさつする舘ひろし=東京・NHK放送センター(撮影・開出牧)
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 石原軍団の俳優・舘ひろし(67)が12日、都内でNHK-BSプレミアムの主演ドラマ「クロスロード-声なきに聞き 形なきに見よ-」(28日スタート、日曜、後10・00)の取材会に出席し、W主演を務める神田正輝(66)のいたずら計画が未遂に終わったことを暴露した。ドラマは昨年放送されたシリーズの第2弾。同じ石原軍団のメンバーとして40年近くの付き合いとなる2人は、現場でも丁々発止のやり取りを見せたという。

 舘は「正輝がジャケットの裏に『せりふ覚えてこいよ』っていうシールを貼ってたんです。ぼくがNGを出したら見せるつもりだったらしいんですが、そういう時に限ってNG出さなかったんですよ」とニヤリ。神田は「ちゃんと美術さんに作ってもらったんですよ」とせっかくの仕込みが不発に終わったことを悔しがった。

 自身でNGが多いという自覚もある舘だが「毎回、嫌な顔もせずに付き合ってくれて感謝してます」と神田に最敬礼。神田は「こう見えて舘はけっこうデリケートなんですよ」と意外な一面を暴露しながらフォローしていた。

 ドラマは定年退職直前の元エリート刑事・尾関辰郎(舘)と元大手新聞社のエースだった週刊誌記者・板垣公平(神田)がそれぞれの立場で殺人事件に挑む物語。反目し合いながらも、信念を持って行動するお互いの信頼関係も描かれている。「無戸籍」や「自白強要」など骨太なテーマを扱っている。

 また、尾関と行動を共にする若手刑事・田中啓介役で、2016年に石原プロモーションが開催した次世代スター発掘オーディションでグランプリを獲得した神田穣(21)が俳優デビュー。舘は「芝居はまだまだ稚拙ですが、私も稚拙。稚拙同士でがんばってます」と目を細めていた。

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