小嶋陽菜、AKB48卒業目前の心境 「これからは面白い人になりたい」

 AKB48の第1期生で、19日の公演をもってグループから卒業する小嶋陽菜(28)がこのほど、デイリースポーツの単独インタビューに応じ、卒業を目前に控えた心境と、卒業後のタレント生活への意欲を語った。11年あまりのアイドル生活を「9割流していた」と総括した上で、今後に向けては「面白い人になりたい」と、独特の感性をにじませた。

 アイドルらしからぬ、泰然自若なキャラクター。2005年12月のデビューから11年あまりを「楽しかったな~、という感じ」と、ふんわり振り返った。だが、その裏には「いろんなお仕事をさせていただくんですけど、客観的に見て、AKBというベースがあるから、面白かったり、かわいかったりしてたのかなって」という緻密な自己分析が存在する。

 その分、「これから先、AKBに代わるものというか、面白い人だなって思ってもらうために、どういうことをしていこうかなって考えているところです」と、漠然とした不安と戦っている心境も口に。その上で「なんとなく、こういうのしたいな、とかはあるんですけど、まだ言えないです」といたずらっぽく笑った。

 常にグループの中心を担い、輝き続けたAKB人生を「9割ぐらい流して、1割をめちゃくちゃ本気でやろうというやり方でした」と回顧。「だから疲れずに、楽しくできたんです。常に100%だと続かないし、飽きちゃう」と冗談めかしつつ明かした。

 活動にメリハリをつけるという、明確な“戦略”を持っていたこじはる。2月に行った卒業コンサートでは、会場を抜け出してイタリア・ミラノのファッションウィークに向かうという破天荒なフィナーレで沸かせたが、これにも明確な意図があった。「卒業コンサートは、自分のやりたいことと、ファンの方が見たいものを全部見せたいと思うと、どうしても昔のものが多くなる。『あの時代は良かったね』で終わらないようにしたかったんです。次につながるように、次に進んでいるというところを見せたかった」と明かした。

 計算された「1割」で乗り切ってきたAKBでの11年間。やり残したことは「まったくないですね」と言い切った。今後については「できれば、何もしたくない方なんで」と“流し”のモードも見せつつ、根本的に『面白い人』でありたいなと思います」と宣言。「アイドルをしながら競馬予想をするとか、ファッションの仕事をしてるとか…。『あの子面白いよね』と、予想を裏切る人でいたい。誰とも違う、新しいジャンルみたいなものを確立できたらいいな」と目を輝かせた。

 

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