「渡鬼」メンバー悲しみの声 「心優しい大阪のお母ちゃんが、僕の心の中にいます」

 6日に死去した京唄子さんを、TBS系の長寿ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」組が悼んだ。京さんは五女・長子の姑・本間常子役で親しまれ、スタッフ、共演陣も“本間のお母さん”との別れを寂しがった。

  ◇  ◇

 植草克秀(長男・英作役)「初めてご一緒した際に『お母ちゃんて言うて』とおっしゃっていただいたことを今でも鮮明に覚えております。僕が舞台の仕事で大阪に行った際には観劇に来てくださり、必ずご飯につれて行ってくださいました。僕の趣味が釣りだと知ると誕生日には『お母ちゃんが買うたるわ』と言って、釣り道具をプレゼントしてくださいました。いつも元気でシャキシャキした心優しい大阪のお母ちゃんが、僕の心の中にいます。今はショックで何と言っていいか分かりません」

 藤田朋子(英作の妻・長子役)「お葉書の返事が届かなくなり案じていました。ドラマの収録で最後にご一緒した時に足の具合が悪くなり、舞台を自由に動けない、と寂しそうでした。自慢のお帽子をお洒落に被る京さん。おしろいの下の愛らしい瞳、遠くからでも聞こえる『へえ!へえ!おはようさん!』の声。思い出は尽きません…。御冥福をお祈り申し上げます」

 小林綾子(長女・由紀役)「スタジオに入っていらっしゃると、その場がパッと明るくなり、周りにいる人たちに冗談を言いながら、いつも楽しませて下さった元気なお母さんのお姿が目に浮かんできます。お芝居でのアドバイスはもちろん、お料理上手な京さんから、家庭料理のレシピを教えていただいたこともありました。本当の子供のようにかわいがっていただき、感謝しております。もうお目にかかれないのかと思うと、とても寂しく残念でなりません」。

 野村真美(長子の姉・葉子役)「まさか、本当に信じられません。あの明るくて元気でお洒落な京さんが亡くなったなんて…。今はただただ心からご冥福をお祈り致します」

 石井ふく子氏(プロデューサー)「ドラマのリハーサルに明るく大きな声で挨拶をして入ってこられ、皆に元気を運んでくれるような存在でした。勢いのいい方で大阪弁のお芝居が個性的で素敵でした。服装も華やかでいつも綺麗な帽子を被っておられた姿が思い出されます」

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