たけし 不倫騒動ネタに「渡辺謙です」「南果歩がかわいそうな時に…」

某大物俳優の不倫ネタで会場の雰囲気を和ませるビートたけし(中)に山田孝之(右)と吉田羊は 苦笑いする=六本木・テレビ東京(撮影・三好信也)
完成会見に登場した(左から)吉田羊、ビートたけし、山田孝之=六本木・テレビ東京(撮影・三好信也)
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ビートたけしが5日、主演するテレビ東京の特別ドラマ「破獄」(12日、後9時)の制作発表会見に出席した。看守と脱獄犯を描くという重いテーマであるが、最初のあいさつからいきなり「本日はご苦労様でした。渡辺謙です」と3月30日発売の週刊誌で元クラブホステスとの不倫が報じられた俳優・渡辺謙をネタにボケ。笑いを誘っていた。

 「大阪のナンバー1ホステスと不倫の関係になりまして、南果歩ががんでかわいそうな時に何をしているんだと…冗談はさておきまして」とたたみかけ、空気を和ませていた。

 今回演じるのは初挑戦となる看守役。しかも、網走刑務所という極寒の地が舞台に設定されていた。このことを忘れていたたけしはオフにオーストラリアに出かけて「日差しの中でゴルフでもやろう」としたが、真っ黒に日焼けしてしまっては役とは不釣り合いな姿になってしまう。「日に当たったら、とてもじゃないが雪国の看守はできない」とはたと思い出して3ホールで取りやめ。以後、日焼けを避けるため、昼間はホテルに缶詰になるという「破獄」さながら、獄中のような休暇を過ごしていたという。

 1週間、日中はホテルにこもりクリケットの試合をテレビで眺めていたと話すたけし。「インドの攻撃が5時間続いて358点とったんですけど、いよいよオーストラリアの攻撃ですって言って6時間ぐらいたったら攻撃が始まりまして、深夜の1時ごろやっとオーストラリアが逆転勝ちという。ひたすら寝て、帰る日にちを楽しみにしていた。どうしてスケジュールを考えなかったんだろうとずっと反省していました」と振り返った。

 たけしがテレビドラマの主演を務めるのは3年ぶり。また、脱獄犯を演じる山田孝之とは初共演する。

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