清水富美加不在で映画完成披露 W主演の飯豊まりえ涙「すごく残念」

 「幸福の科学」への出家騒動の渦中にある女優・清水富美加が主演した映画「暗黒女子」(4月1日、全国ロードショー)の完成披露試写会が21日、都内の劇場で行われた。W主演のもう一人、飯豊まりえ(19)は「富美加ちゃんが今日ここに一緒に立てなかったのはすごく、本当に残念に思ってます」と涙ぐんだ。

 W主演女優のうちの1人が不在という異例の事態。冒頭で司会者から「事務所側からの申し出により欠席になります」と告知され、飯豊と清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈、千葉雄大、耶雲哉治監督、原作者の秋吉理香子氏が登壇した。

 飯豊は最後に「富美加ちゃんが今日ここに一緒に立てなかったのはすごく、本当に残念に思ってます」と切り出した。「富美加ちゃんはどう思ってるか分からないですけど、私は富美加ちゃんの人柄がすごく好きですし…」と語るうちに思いがこみ上げてきたのか、目を潤ませていった。「一緒に頑張ろうねと言っていたので、この作品は富美加ちゃんも…あの…」と涙声になり言葉を詰まらせる場面も。

 そして「みんなで富美加ちゃんも含め、みんなで一生懸命作り上げたのは本当にうそはないので。それを1人でも多くの方に届けられるようにキャストのみんなと耶雲監督と映画の関係者の皆さんで1人でも多くの皆さんに届けていけるように頑張ります」と誓った。

 退出時には報道陣から「撮影時に変わった様子はありませんでしたか」「宗教について話をされたりしましたか」「連絡はとっていますか」などの声が飛んだが、女子高生が中心の客席から大歓声が巻き起こったこともあり、反応はなし。飯豊は最後に頭を下げて「ありがとうござました」と一礼した。

 関係者によると、当初は清水に対するサプライズの演出があったというが、騒動をうけて取り消されたという。

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