「ＴＨＥＲＥ　ＭＵＳＴ　ＢＥ　ＡＮ　ＡＮＧＥＬ」の大ヒットで知られ、今年でデビュー２０年目となる歌手の井手麻理子（４０）が９月１４日にベストアルバム「ＳＥＬＥＣＴ１９９７－２０１６」をリリースした。

　井手は「その時にできることを全力でやって、次はこうやって歌いたい、こうやりたいというのが途切れなくて、繰り返していたらいつの間にか２０年たっていた」と振り返る。

　アルバムは９７年から在籍したエイベックス時代から７曲、１２年から在籍するキング系列のベルウッドでのカバーアルバムシリーズから８曲、初音源化でライブで人気の「ひとしずく」を自選。「今が一番歌っていて楽しいし面白い」と、キャリアには手応え十分だ。

　「シンガーとして、あと２０年くらいは考えています。エラ・フィッツジェラルドとか、そうなりたいと思う。素晴らしい音楽を引き継ぐシンガーの一人として最後までいたい。音楽の窓はいっぱいあって、楽しみでしょうがない」と、次の２０年を見据えている。