森進一紅白ラスト唱は「おふくろさん」

 NHKは21日、大みそかの「第66回NHK紅白歌合戦」(総合など、31日、後7・15)に出場する歌手の歌唱曲を発表した。今回が最後の紅白となる白組・森進一(68)は、自己の歌唱曲では最多の8回目となる「おふくろさん」で有終の美を飾る。対戦相手は、自身が1986年に大トリを務めた際にトリだった紅組・石川さゆり(57)が有力。石川も紅白史上最多タイの9回目の歌唱となる「津軽海峡・冬景色」を披露する。

 48回連続出場という紅白史上最多の金字塔を打ち立てる、森進一の最後の歌唱曲は、紅白と最も縁が深い楽曲「おふくろさん」に決まった。

 同曲は、1971年に白組のトリを務めた際、初めて歌唱した思い出深い曲だ。その後、06年の紅白で同曲を歌った際には、オリジナルにはない台詞(せりふ)が無許可で足されているとして、作詞をした川内康範氏(故人)が激怒する騒動に発展。07年に著作権の侵害を訴えられ、08年の紅白で歌唱が“解禁”された経緯もあった。

 歌手生活50周年の節目として、森自身が「一つのけじめ」と位置付ける今回の紅白は、最後にふさわしい花道が用意される。関係者の話を総合すると、同じ昭和から平成にかけての歌謡界を彩ってきた者として、石川さゆりが対戦相手として浮上している。石川の歌唱曲も、紅白での歌唱回数が史上最多タイの9回目となる「津軽海峡・冬景色」。石川は森が86年に大トリを務めた際にトリも務めており、まさに長年の功績にふさわしい対戦で最後を飾る可能性が高い。

 ただ、石川以外でも全体の演出の流れ次第では、ひばりさんの「人生一路」を歌唱する天童よしみ(61)との対戦も検討されているという。森が紅白2回目の出場となった69年から71年まで3年連続トリを務めた際の大トリがひばりさん。そんな縁ある“対戦”でのラストとなることもありそうだ。

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