吉高 朝ドラヒロイン「汗びっしょり」

 NHKは25日、2014年度前期の連続テレビ小説が「花子とアン」(来年3月31日スタート)に決定し、ヒロインに女優・吉高由里子(24)を起用することを発表した。吉高は東京・渋谷の同局で会見し、緊張の面持ちで「私に朝の顔が似合うだろうかという不安がありますが、『吉高したたか』と言われるぐらい役に食らいついていきたい」と抱負を語った。吉高のNHKドラマ出演は、08年放送の大河ドラマ「篤姫」以来となる。

 「朝の顔」という大役が決まった吉高は、ガチガチだった。「緊張で汗びっしょり。お手柔らかにお願いします」とあいさつし、「正直、自分でいいのかと思いましたが、ハングリーに立ち向かいたい」と、声を震わせながら決意表明した。

 「花子とアン」は、カナダの女性作家ルーシー・モード・モンゴメリの小説「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子さんの明治、大正、昭和にわたる半生を描くドラマで、吉高は10代から50代までの村岡さんを演じる。「赤毛のアン」について問われた吉高は「正直申し上げて、まだ読んだことがございません。読んだら会見しましょうか」と返し、会場を笑わせた。

 起用理由について局側は「花子は耐え忍ぶだけでなく、傷ついても立ち上がっていく。そんなポジティブに生きていくヒロインを演じられる人であり、心からいとおしく思ってもらえるヒロインであってほしかった。満場一致で決まりました」と説明。吉高が映画「横道世之介」で女学生と30代の女性を演じているのを見てヒロインに求めるイメージが一致し、オファーに至ったという。

 吉高は祖母が朝ドラのファンであることも明かし「家族にも話してないけど、親孝行ができたかな」とニッコリ。壇上で何度も手をすりあわせるなど終始緊張気味だったが、女優としての新たなステップにやる気をみなぎらせていた。

 クランクインは11月で、村岡さんの出身地・山梨県内でのロケも行う。

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