石川遼 来季目標は下部ツアー年間上位→17年以来の米ツアー資格獲得 今季の平田憲聖に刺激「彼の後を追っていけるように頑張りたい」
男子ゴルフの石川遼が18日、千葉県内で行われた所属事務所のイベントに出席した。関係者の前で石川は来季について「下部ツアーのコーンフェリーツアーで戦うことが決まりました。年間で24試合ある中の最初の10試合の出場が決まっているという形の自分のステータスになるが、そこでリランキングされて次の11試合目から出れるかという戦いになるのですごく引き締まる思いです」などとあいさつ。その後に報道陣の取材に応じ、来季の目標について「今年(平田)憲聖が見せてくれた頑張り、すごさをまざまざと知ることになると思うが、ルート的には彼の後を追っていけるように頑張りたいなって思います」と話した。来季下部ツアーの年間ランキングで上位に入ることで、2017年秋に失った米ツアーの再来年の出場権獲得を目標に掲げた。
石川は14日まで行われていた米男子ゴルフの最終予選会(PCソーグラス・ダイズバレーコースなど2コース=ともにパー70)で34位。5位タイまでに与えられる米レギュラーツアー出場権獲得はならなかったが、40位以内に付与される来季下部ツアーの出場資格を得た。その際に親交の深い平田憲聖が今季下部ツアーで年間15位に入り、年間20位までに与えられる米ツアー昇格を決めたことが刺激になっていると明かしていた。
米下部コーンフェリーツアーは来年1月11日に石川が「僕も行ったことないところ」というバハマで開幕。特に前半戦はパナマやコロンビア、アルゼンチン、チリを転戦するなど、必ずしも恵まれた環境とは言えない面もある。それでも「正直、すごい楽しみしかない。自分にとっては未知の世界だし、知らないところに飛び込んでいく感覚は貴重」と石川。「ゴルフも不安に思いながらアドレスしたり、これでいいのかなというときでも打たなきゃいけない。それを逃げてたら今までと同じミス、同じ結果になる。無謀ではなくて、練習したことに対して逃げないでやっていく。行ったこともないし、どんなところかも分かんないし、どんなコースかも分かんないけど、そこに自分を崩さずに飛び込んでいきたい」と決意を示した。




