「米女子ゴルフ・ＣＰＫＣ女子オープン・最終日」（２４日、ミシサガＧＣ＝パー７１）

　３位から２週連続優勝を狙った岩井明愛（２３）＝Ｈｏｎｄａ＝は６９で回り、通算１０アンダーで４位だった。７位からスタートした西郷真央（２３）＝島津製作所＝が６６をマークし、１１アンダーの３位に入った。７０の勝みなみは通算６アンダーの１０位で、７１の竹田麗央は５アンダーの１５位。馬場咲希、西村優菜、吉田優利は３アンダーで２７位で、畑岡奈紗は２アンダーで３６位だった。地元カナダのブルック・ヘンダーソンが６７と伸ばし、１５アンダーで２年ぶりのツアー通算１４勝目を挙げて優勝賞金４１万２５００ドル（約６０６０万円）を獲得した。

　３打差を追った岩井明は連続優勝に手が届かなかった。スコアを一つ伸ばして迎えた前半４番と８番のボギーで後退し、首位が遠のいた。

　後半は予選落ちした双子の妹・岩井千の応援を受けて「うれしかった。もっと頑張らないと」と意地を見せた。２オンに成功したパー５の１２番からは３連続でバーディー。１６番も５メートルの距離から沈めてスコアを伸ばした。順位は３位から４位に後退して終わったが「優勝を１度すると自信が持てた。たくさん拍手を頂き、すごくうれしかった」と観客に感謝した。

　競技終了後は前週、初優勝した時にメッセージをくれたというヘンダーソンの制覇を祝福。「勝ったらおめでとうと言いたかった。言えて良かった」とお礼ができたことを喜んでいた。

　次週もボストン郊外で開催されるＦＭ選手権に、妹とともに出場予定。「一緒に良い位置で戦いたい」と気持ちを切り替えていた。