「米女子ゴルフ・ＣＰＫＣ女子オープン・第１日」（２１日、ミシサガＧＣ＝パー７１）

　初優勝に続く２週連続の制覇を狙う岩井明愛（２３）＝Ｈｏｎｄａ＝が７バーディー、ボギーなしの６４をマークし、単独トップで発進した。ジーノ・ティティクル（タイ）ら５人が２打差の２位で追う。６８の西郷真央が８位で６９の畑岡奈紗と吉田優利が１３位につけた。７０の渋野日向子と竹田麗央が２１位、７１の勝みなみが３８位。馬場咲希は７２の６３位、西村優菜は７３の８７位となった。岩井千怜は７５で１２９位、笹生優花は７６で１４０位と出遅れた。

　２週連続優勝に絶好のスタートを切った。岩井明は午後の強風下でグリーン上のプレーが光った。最初のホールとなったインの１１番は「強めに打った」と８メートルを沈めてバーディー。１８番も６メートルを決めてスコアを伸ばした。

　圧巻は上がり３ホール。８番でピン奥から５メートル、９番は３メートル、パー３の最終１０番はピン手前７、８メートルから全て沈めた。ボギーなしの６４に「スイングのテンポも良く、集中できたのが良かった」と胸を張った。

　前週のポートランド・クラシックで米ツアー初優勝を果たし、家族で静かに祝ったという。翌日の移動は航空会社ストの影響を受け、便を変更。遅延も重なり、開催地到着は火曜日（１９日）の昼だった。それでもコースでは「たくさんの選手やギャラリーからおめでとうと言われた。自分のことを知ってくれている海外の人が増えてきたのが一番うれしかった」と喜びをかみしめた。

　試合が始まると「今週は今週」と気持ちを切り替えた。「今週も恐れずいけたらいいな」と攻めの姿勢で２勝目を目指す。