松山英樹は29位 「一つ一つのショットはだいぶ良くなってきているが、平均点が低い」
「米男子ゴルフ・ツアー選手権・最終日」(24日、イーストレークGC=パー70)
29位から出た松山英樹(33)=LEXUS=は5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算3オーバーで29位だった。トミー・フリートウッド(英国)が68をマークし、通算18アンダーでツアー初制覇。初めて年間王者となり、1千万ドル(約14億7千万円)を獲得した。今大会は優勝者が年間王者となる大会でポイント上位30人が出場。昨年までは最終戦前までの成績に応じ、スコアに差をつけてスタートしたが、今年は全員がイーブンパーから開始した。
上位から大きく引き離された松山は最初の2日と同じ69で回り「一つ一つのショットはだいぶ良くなってきているが、平均点が低い」と自身のプレーを厳しく振り返った。低調が続き「何か変えないといけない」と試行錯誤しているという。なかなか実を結ばない中、17番でグリーン左のバンカーから直接沈めるなど連続バーディーで締めくくった。
今季は1月の開幕戦で優勝した後、10位以内がなかったことを思い返しながら「苦しかったが、17番のチップインで晴れた」と冗談めかし、少し表情を緩めた。
波に乗り切れない現状にも「トップ10や上位に行けなさそうなゴルフをしてるようには感じない。いい状態でプレーできれば上位に入れると信じてやるしかない」ときっぱり。年内は欧州ツアーにも参戦予定で「結果も欲しいが、来年以降の準備をしていきたい」と見据えた。





