小平智 松山から刺激!単独首位 好転のきっかけは今夏1カ月半アメリカ合宿 父亡くした喪失感から再起へ

 「男子ゴルフ・ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント・第2日」(22日、ブルックスCC=パー72)

 12位から出たツアー通算7勝の小平智(35)=Admiral=が1イーグル、6バーディー、ボギーなしの64で回り、通算13アンダーで単独首位に浮上した。蟬川泰果、岩崎亜久竜、出利葉太一郎が1打差の2位につけた。前日首位タイの石川遼は8アンダーの24位に後退。13歳でアマチュアの福井誠ノ介(愛知・春木中)は予選落ちした。

 35歳のベテランが単独首位に立った。小平は「全部がかみ合った」と3メートル前後のパットが決まり、64のスコアに満足感をにじませた。

 前半で三つ伸ばし、後半はパー5の11番から3連続バーディー。11番は第3打を寄せ、12番は3メートル、13番は5メートルのパットを決めた。さらにパー5の17番は255ヤードを5番ウッドでピンそば1・5メートルに2オンし、イーグルで混戦を抜け出した。

 2023年1月にコーチでもあった父親を亡くし「心の支えを失った」と話す。モチベーションが上がらず、低迷。米ツアー1勝の実力者は昨夏、主戦場を米国から日本に変えた。

 途中参戦ながら昨季は国内賞金ランキング53位でシード権獲得。今季は前週まで9戦で予選落ち5度と力を出し切れていなかった。好転のきっかけは、今夏に1カ月半ほど行った米国合宿。「心とゴルフを整えよう」と渡米し、試合のなかった松山英樹と2ラウンドを回った。スイング談議など「いい刺激を受けた」と言い、今は変われた自分の姿を見せたい思いでプレーする。

 あと2日。優勝すれば18年の日本シリーズJT杯以来のツアー8勝目となる。

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