山下美夢有 7打差3位浮上 強風、酷暑に負けず「切り替えて淡々とできた」 最終日へ「攻めのゴルフしたい」
「米女子ゴルフ・米女子プロ選手権・第3日」(21日、フィールズ・ランチ・イースト=パー72)
8位から出た山下美夢有(23)=花王=が73で回り、通算1オーバーの217で日本勢トップの3位に上がった。首位とは7打差となった。75だった岩井千怜が通算2オーバーで6位。2位スタートの竹田麗央は80と崩れ、5オーバーで18位に後退した。69をマークしたミンジ・リー(オーストラリア)が6アンダーでトップに立った。勝みなみは7オーバーで35位、畑岡奈紗と西村優菜が8オーバーで40位、笹生優花と岩井明愛が11オーバーで62位となった。
大きく木を揺らす強風と照りつける強い日差し。78選手中、アンダーパーが3人の厳しいコンディションの中、山下が73と粘って3位に浮上した。「下(地面)からくる暑さ、この風の中でじっくり考える暇もなかった。うまく切り替え淡々とできた」と誇った。
前半はボギーが先行した。だが、11番で約7メートル半のバーディーパットを「イメージ通り」に沈め、息を吹き返した。14番でも伸ばすと15番(パー4)では第2打をもう少しでチップインの好ショット。楽々バーディーとした。日本ツアーで2022、23年と2年連続年間女王に輝いた実力者。150センチの小柄な体ながら正確なショットを武器に、23年はフェアウエーキープ率1位を記録した。この日もフェアウエーを外したのは2度だけと持ち味を発揮し、難コースに立ち向かった。
米ツアー本格参戦1年目で優勝には届いていない。首位とは7打差で迎える最終日に向け「自信を持って攻めのゴルフをしたい。いいプレーで終わりたい」と気合を入れた。





