「米女子ゴルフ・ファウンダーズ・カップ・最終日」(９日、ブラデントンＣＣ＝パー７１)

　最終ラウンドが行われ、７位で出た山下美夢有（２３）＝花王＝は６９をマークし、通算１３アンダーで４位に入った。同じ７位スタートの勝みなみは７０で回り、１２アンダーで７位。６７の畑岡奈紗は通算１０アンダーで１１位。７３の竹田麗央は２アンダーで４５位、７４の渋野日向子は５オーバーの６７位。単独首位で出たイエリミ・ノー（米国）が通算２１アンダーまで伸ばしてツアー初勝利を挙げ、賞金３０万ドル（約４５３０万円）を獲得した。

　今季から米ツアーメンバーになった山下が、初戦でいきなり日本勢トップの４位に入った。気後れすることもなく４日間を終え「まずまず。この結果で終われたというのは良かった」と充実感を漂わせた。

　３番はピン横１・５メートルにつけ、最初のバーディーを奪った。安定したショットで最終日もスコアを二つ伸ばし「いい位置につけられていた」とうなずいた。

　米ツアーの難しいコースセッティングや日本と異なる芝への対応も苦にせず「（日本と）違うのでその辺を練習し、試合で結果に出ればもっと自信になる。すごい楽しい」と前向きだ。

　今後に向けては「ワンピン（約２・５メートル）以内をどれだけ決めるか決めないかで変わってくる。最終的にはパット」と話す。日本ツアー通算１３勝、昨季は全米女子プロ選手権で２位、パリ五輪で４位になった実力者が、新舞台で上々のスタートを切った。