竹田麗央「うまくパーセーブパットが決まった」自画自賛 日本勢最高3位 メジャー初Vへ「自分のプレーに集中」
「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・第1日」(19日、フィールズ・ランチ・イースト=パー72)
竹田麗央(22)=ヤマエグループHD=が4バーディー、2ボギーの70で回り、日本勢トップの3位で発進した。首位とは2打差。岩井千怜と西村優菜が71で7位につけ、昨年2位の山下美夢有と4月のシェブロン選手権でメジャー初優勝した西郷真央が73で26位となった。渋野日向子と勝みなみは74の40位で岩井明愛は75で58位。馬場咲希は76で84位、畑岡奈紗と河本結は77で103位となった。古江彩佳と笹生優花は79で135位と遅れた。68のジーノ・ティティクル(タイ)が単独首位に立った。
成長著しい竹田が、日本勢最高の3位でスタートした。厳しい暑さ、風も吹く中で難コースに立ち向かい、4バーディー、2ボギー。好発進に「うまくパーセーブパットが決まったり、しっかりマネジメントできて攻められたりもした。今日は良かったかな」と自画自賛した。
2番で10メートルから3パットし、ボギーが先行したのが、かえってよかったという。「グリーンがすごく速く見えたが、最初のパットを打ったら(2メートルショートし)全然進まなかった。そこで、思ったよりスッて行かないなって気づけた。ボギーにはなったが、まだ序盤だったので、すぐ切り替えた」。次の3番で50センチにつけて取り返すと、7、9番はともに4メートルを読み切った。
運も味方につけた。9番(パー5)の第2打を隣のホールへ打ち込んだものの、動かせない障害物を前に3打目は救済を受けて4メートルにつけた。これをしっかり沈めてバーディーとし「打ちやすいところへ出していい、と言われたのでラッキーだった」と笑みをこぼした。
今月1日終了の全米女子オープン選手権で日本勢最高、メジャー自己最高の2位に入ったが、満足感より優勝を逃した悔しさの方が大きかった。今大会へ懸ける思いも強く「メジャーなので頑張りたい気持ちが強い」と、淡々とした口調に負けん気の強さをのぞかせる。
2日目は午後スタートで、より一層強い風が予想される。「何球かミスショットがあったので、その修正ができればいい。自分のプレーに集中して頑張りたい」。メジャー初Vへ言葉に力を込めた。





