渋野日向子3位 メジャーV2へ好機 一時は竹田、西郷と3人首位タイ「結構、鳥肌立ちました」日本勢の活躍が刺激に
「米女子ゴルフ・全米女子オープン・第3日」(31日、エリンヒルズGC=パー72)
第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、日本勢は西郷真央(23)=島津製作所、竹田麗央(22)=ヤマエグループHD、渋野日向子(26)=サントリー=が通算5アンダーでトップと2打差の3位に並んだ。単独首位で出た西郷は75とスコアを落とした。竹田は70と伸ばし、渋野は72だった。70のマヤ・スタルク(スウェーデン)が通算7アンダーで単独トップに立った。
2019年全英女子オープン以来のメジャー制覇を狙える好機が巡ってきた。渋野は2バーディー、2ボギーと粘り、首位と2打差で食らいついた。「伸ばしたかった気持ちもあるけど、イーブンで何とか上位に残れて良かった」と安堵(あんど)した。
パー5の1番で4メートル弱を沈め、スコアを伸ばした。9、11番でボギーとした後、パー5の14番で盛り返した。2オンに成功し、惜しくもイーグルは逃したがバーディー。第1打が左に曲がった16番もパーでしのいだ。
開始時に3打差で追っていた西郷も伸びず、混戦となった。一時は西郷、竹田とともに日本勢3人がトップで並んだのをリーダーボードで確認。「結構、鳥肌が立ちました。みんなの活躍が刺激になっている」と興奮気味だった。
今年は米ツアー出場9戦中、予選落ちは3度、最高44位と低調な成績が続く。昨年2位に入った思い入れのある全米女子オープンで存在感を示し、優勝争いの緊迫感を久々に味わっている。「今から既に緊張している。楽しまないとね」ととびきりの笑顔を見せた。





