松田一将 手術を控える妻・新海美優に勇気与える好プレー
「男子ゴルフ・関西オープン選手権・第1日」(15日、日野GC=パー70)
ツアー未勝利の松田一将(31)=エヌアイデイ=が初日を4アンダーと、午前スタート組では首位と3打差、8位でホールアウトした。
16年にプロテスト合格後は主に下部ツアーでの戦いが多く、レギュラーツアーは今大会が19試合目。21年のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品での15位が過去最高位だった。
しかし昨年2月に同じくプロゴルファーの新海美優と結婚、そこからギアが入った。昨秋、QTランクも自身最高の20位に入り前半の出場権を手にすると、昨オフは「これまでシーズンに入るとダメ、というのが多かった。オフは納得するまで練習していたのを、前の年の半分以下に減らしました」と調整法を変えて今季に臨んだ。
新海からも「練習しすぎ。考えてやらないのなら、やらない方がいい」というアドバイスをもらい、無茶な追い込みをやめたことで「コースで悩むことが減った」と、割り切ったプレースタイルで効果を上げている。
その新海は背中を痛め、今月末に手術を控えている。松田は昨年までの契約もあって茨城在住、新海は出身地の大分で手術を待つ。新婚ながら、なかなか会うこともできない中「気楽にやってきたら」と励ましてくれた新妻に「電話します!」と好プレーを伝える。