周囲の励ましで気持ちを前に QT失格の菅楓華は「次の目標に向かって頑張ります」
「女子ゴルフ・JLPGA新人戦・加賀電子カップ」(6日開幕、グレートアイランドC=パー72)
10月末のプロテストに合格した菅楓華(18)=日章学園3年=が5日、練習ラウンドを行い最終調整。来季の前半戦出場権を懸けた11月末からのQTファイナルステージで、スコア誤記による過少申告で失格となった件について、自身の思いを明かした。
あまりにも無念な結末だった。QTを5位で通過したはずが、1日の最終ラウンドで提出したスコアカードに誤りがあり、過少申告で失格に。読み合わせを含め、2回のスコア確認を行ったが「パット数も計算してたのに、そのときは頭がいっぱいになっていた」とその場で間違いに気づけなかった。
4日にJLPGAから失格処分の連絡を受けた。来季の前半戦出場権を手放すことになり、ショックで落ち込んだ。だが、未来ある18歳に周囲は温かかった。気持ちが沈む中で、自身の失格処分を父に電話したところ「ここで立ち止まったら絶対に前に進めない。まだ18歳。これから色々経験できるし、絶対大丈夫」。勇気を出して自身のSNSで「このような結果になったことは本当に情けない」と反省の弁を世間に表明すると、「応援しています」「必ずや戻ってこられる」と励ましのコメントが寄せられた。
「その言葉で本当に助けられた」と菅。いつまでも落ち込んではいられない。来季はしばらくステップアップツアーが主戦場となりそうだが、スポットでレギュラーツアーへ出場できれば、リランキングで後半戦の出場機会もつかめる。まずは6日からの新人戦へ「切り替えて、次の目標に向かって頑張ります」と顔を上げた。




