金井清一さん死去 誤嚥性肺炎、82歳 日本プロ選手権2勝の“公式戦男”

 男子ゴルフで日本プロ選手権2勝などレギュラーツアー12勝、シニアツアー17勝を挙げた金井清一(かない・せいいち)氏が、昨年11月30日に誤嚥(ごえん)性肺炎のため川崎市内の病院で亡くなっていたことが分かった。82歳。日本プロゴルフ協会が20日、発表した。葬儀・告別式は家族葬で行われた。喪主は妻・幸子(さちこ)さんが務めた。

 金井氏は1940年7月24日生まれで、新潟県上越市出身。東京・秋葉原の電器店で働いていたときにゴルフを覚え、ほぼ独学で腕を磨いてプロを目指すようになった。

 1965年に25歳でプロテスト合格。初優勝は72年の日本プロ選手権で、尾崎将司との激しい争いを制した。76年にも同選手権で勝ち、関東オープンや関東プロでも優勝するなど公式競技と呼ばれたビッグタイトルに強く、“公式戦男”の異名を取った。

 シニア入りした後は、日本シニアオープン選手権で91年の第1回から3連覇を達成。日本プロシニア選手権も2度制覇するなどし、93年からの4年連続を含む歴代最多5度のシニア賞金王に輝いた。2018年に日本プロゴルフ殿堂入りした。

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