馬場咲希 初国体で3位好発進 最低気温9度もユニクロセーターで伸び伸び
「栃木国体・ゴルフ女子・第1日」(6日、塩原CC=パー72)
女子の部の第1日が行われ、8月の全米女子アマチュア選手権を日本選手として37年ぶりに制した馬場咲希(17)=代々木高2年=が東京都代表として初出場し、4バーディー、2ボギーの70、2アンダーで首位と4打差の3位につけた。代表3選手の合計スコアで争われる団体戦では、東京都は首位と3打差の4位。
馬場が初国体で好発進を決めた。序盤は「ドライバーが荒れていた」と、ティーショットがラフやバンカーにつかまり2ボギー。ただ徐々にエンジンが掛かると、7番で約2メートル、8番では約3メートルのバーディーパットを沈めた。さらに13、14番でも連続バーディー。「特に何も変えてないんですけど、なんかうまくいった」と無邪気に話し、「国体は雰囲気が楽しい」と振り返った。
この日は最低気温9度を記録し、4日前のローアマチュアを獲得した日本女子オープン選手権最終日とは18度差。予想以上の温度変化に馬場は防寒具を用意しておらず、5日の公式練習後にユニクロへ直行。チーム関係者に都代表3人分のカシミヤセーターを購入してもらったという。
この日はその“プレゼント”を着込んで、伸び伸びとラウンド。馬場は「そこまで(寒さを)感じなかった」とにやりと笑った。
5日に世界女子アマチュアランキングが更新され、15位から自己最高の4位に浮上した。日本勢トップの順位となり、「4位に上がったのも、日本の中で1番もすごくうれしい」と話した。
最終日となる7日は「60台を出したい」と意気込んだ馬場。来週には富士通レディース(千葉)、再来週には延田グループ・マスターズGCレディース(兵庫)と自身初のツアー2連戦を控えているが「すごく楽しみ」と今から心待ちにしているが、その前にまずは1位を目指し国体を戦い抜く。




