松山英樹 最後に意地の60台「いいプレーができた」 課題のリンクスコース攻略

 松山英樹
 4番グリーンを後にする松山英樹(共同)
2枚

 「男子ゴルフ・全英オープン選手権・最終日」(17日、セントアンドルーズ・オールドコース=パー72)

 80位から出た松山英樹(30)=LEXUS=は7バーディー、2ボギーの67でスコアを五つ伸ばし、通算2アンダーで競技を終えた。今大会4日目でようやく60台をマークし、今季終盤戦や来季のメジャーでの活躍に意欲を見せた。

 最後に意地を見せた。4日間で初の60台となる67をマークした松山は「なかなか思ったようなプレーはできていないが、アンダーパーで終われてよかった」と振り返った。

 「スタートがああいう形で波に乗れた」。1番パー4は第2打をグリーン手前のクリークに入れたが、後方にドロップした4打目が直接カップインしパーセーブ。両手を上げて喜んだ笑顔が、反撃開始の合図だった。

 3番パー4で第2打を30センチにつけバーディーとすると、前半は3バーディー、ボギーなし。後半は3パットのボギーが2度あったが、それでも4バーディーとさらに二つスコアを伸ばした。

 第3日はトリプルボギーやダブルボギーでスコアを落とし優勝が遠のいた。最終日の課題にリンクスコースの攻略を挙げていたが「風がなかったのでなんとも言えないが、その中でもいいプレーができた」と成果を得た。

 ショットが「まだハマらない感じがある」と言い、グリーン上も3パットや短い距離を外すなど修正点はある。メジャー4戦を終え「全米オープン以外はよくなかった。来年以降は四つとも上位で戦えるように頑張りたい」。今季残りの終盤戦を戦いきり、来季につなげたい。

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