渋野日向子に復調の兆し 49位に上昇 首位と10差も笑顔「内容は良かった」
「米女子ゴルフ・HSBC女子世界選手権・第2日」(4日、セントーサGC=パー72)
米女子ツアーメンバーとしての初戦に臨む渋野日向子(23)=サントリー=は60位から出て3バーディー、1ボギーの70で回り、通算2オーバーで49位まで順位を上げた。高真栄と梁熙英(ともに韓国)が8アンダーに伸ばし、首位に並んでいる。今大会は予選落ちがなく、4日間で争われる。
76をたたいた前日から一転して、復調の兆しを見せた。特に苦しんだグリーン上で落ち着きを取り戻した渋野は「昨日の悪かったところが修正できたわけではなかったけど、パッティングで微妙な距離が入ってくれたりして、何とか1ボギーで済んだ。内容としては良かった」と納得の表情で振り返った。
前半インは14番で5メートルを決めてバーディーを先行させると、ノーボギーで二つ伸ばした。終盤の8番パー5で第2打を右に曲げて唯一のボギーとしたが、最終9番でバウンスバックを決めた。下りの6メートルをきっちり沈めてバーディーで締めた。
「昨日からずっとショートしていたパットだった。曲がらなさそうなラインだったけど、読み切れたのはすごくうれしかった」と笑顔。パット数は3パットが3度あった前日の33から29に改善し、「微妙な距離もしっかり打つことができた。何とか3パットもなく終われて良かった」とうなずいた。
同コースでは前年大会から6ラウンド目にして、初めてアンダーパーをマーク。首位とは10打差あるが、残り36ホールの戦いへ「明日も今日のように我慢しながら、伸ばすところで伸ばせるゴルフができたらいい」と明るい表情で前を向いた。





