永峰咲希、首位発進呼んだ幸運パター 3年前初V決めた“相棒”で好パット連発

 18番、海をバックにティーショットを放つ永峰咲希(撮影・開出牧)
 18番、バーディーパットを決めギャラリーの歓声に応える永峰咲希
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 「女子ゴルフ・フジサンケイ・レディース・第1日」(23日、川奈ホテルGC富士C=パー71)

 2018年の覇者・永峰咲希(25)=ニトリ=が1イーグル、4バーディー、ボギーなしの6アンダー65で首位発進した。66を出した田辺ひかりが1打差の2位。藤田さいき、稲見萌寧、浅井咲希、吉本ひかる、古江彩佳、申ジエの6人が3位に並んだ。

 抜群の相性を生かして永峰が単独首位発進を決めた。流れを引き寄せたのは4番パー5。ピンまで残り40ヤードの第3打を直接カップに沈めるイーグルを奪い「グリーン面は見えなかったけど、ギャラリーの歓声で分かった。あれが大きかったですね」と笑顔で振り返った。

 川奈名物コーライグリーンの攻略も見事だった。8番で5メートルのバーディーパットを決めると、10番で9メートル、12番で2メートルを放り込み、仕上げは18番。135ヤードの第2打を1メートルにつけてバーディーを奪い、リーダーズボードのてっぺんに駆け上がった。

 3年前の初優勝が今大会。今週はその時に使ったマレット型パター(テーラーメイド・スパイダー)を投入したのが奏功した。「コーライ用パターと決めているもので、タッチが合うし打ち出しもまっすぐに出ていくんです。今週は(初優勝コースで)イメージもいいので気楽に打てています」と効果を説明した。

 ショットの精度も上向きだ。先々週から2連続で予選落ちと苦しんでいたが、地元宮崎の練習場でアドレスの崩れが不調の原因であることを突き止めたという。「連戦の疲れもあったのだと思う。今週はアドレスのアライメントに注意しながらプレーしているので調子が上がってきた」と手応えを口にした。

 2020年の日本女子プロ選手権で優勝を果たして以降トップ10入りがない。好スタートを決めた今週は通算3勝目へ大きなチャンス。28日が26歳の誕生日で「25歳最後の大会を優勝で締めくくりたい気持ちはあります」。滑り出しは順調だ。

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